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マイクロバスの荷物はどのくらい積める？ 積むときの注意点や他のバスとの積載量を解説
マイクロバスは貸切バスの中でも比較的リーズナブルで、空港送迎や日帰り移動に最適な乗り物です。必要な免許があれば自分たちで運転することも可能で、使い方の幅も広がります。今回はマイクロバスにどれくらい荷物を積めるのか、積載時の注意点や他のバスとの違いについてご紹介するので、利用を検討している方はぜひ参考にしてください。
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マイクロバスは荷物をどのくらい積める？
結論、マイクロバスにはあまり多くの荷物は詰めません。マイクロバスでの移動において荷物量がある程度ある場合は注意が必要です。マイクロバスにおける荷物の取り扱いについて詳しくご紹介します。
マイクロバスにはトランクルームがない
ほとんどのマイクロバスにはトランクルームがありません。そのため、ゴルフバックやスポーツ用品、バーベキューにおけるコンロなど荷物が多い場合は注意しましょう。荷物を積載できず当日慌てる可能性もあるため、荷物量の入念な確認が必要です。
マイクロバスは荷物をどこに置く？
マイクロバス利用時に荷物がある場合は、座席に荷物を置かなければなりません。荷物を置く場所は、重い荷物を後ろまで運ぶのは大変なので乗降口から近い前の座席が一般的です。走行中に荷物が転がってしまうと危ないので、危険をすぐに察知できるように目の付く場所を荷物置き場にするのがおすすめですよ。
天井部分にも荷物棚があるため、軽い荷物であればこちらにも置けます。なお、座席の真上になるため重い荷物を置かないように注意しましょう。
マイクロバスに荷物を積むときの注意点
トランクルームがないマイクロバスを利用する場合、荷物を積むときに注意すべき点が多々あります。これらをしっかり把握しておかないと危険運転にも繋がるため、しっかり確認しておきましょう。
通路に荷物を置いてはいけない
座席に荷物が置けない場合でも通路に荷物を置いてはいけません。これは、旅客自動車運送事業運輸規則による決まりで制限されているためです。
第5章 旅客
（物品の持込制限）
第52章14条 事業用自動車の通路、出入口又は非常口をふさぐおそれのあるもの
出典：https://okinawabus.com/wp/wp-content/uploads/2014/01/transportation_regulations.pdf
通路に荷物を置くと乗降の妨げになるので、通路に荷物は置いていけないと決められています。
補助席も荷物は置けない
上記の理由から、補助席に荷物も置けません。通路や補助席に荷物を置くと、ブレーキの振動により荷物が前に滑り出します。過去にはスーツケースが滑って乗降口のガラスに衝突・破損してしまったという事例もあるほどです。通路に荷物を置いた結果ガラスや車内の備品を破損してしまった場合、損害賠償の対象になるのでやめましょう。
汚れた荷物を置かない
マイクロバスの座席に荷物を置くのは問題ないものの、バーベキューや海水浴などをした帰りの荷物には注意が必要です。例えば荷物が泥で汚れていたり濡れたままの浮き輪や水着は、座席に置けません。シートに汚れが付いてしまうと、クリーニング代を請求されてしまう場合もあります。翌日以降の運行に影響が出るほど座席を汚してしまうと、クリーニング代以外にも運行保証料金がかかるので、汚れた荷物は清潔にしてから置きましょう。
荷物を積めるマイクロバスはないの？
実は、トランクルームのあるマイクロバスも存在します。トランクルームが付いているので、多めな荷物を積載予定であれば小型バスを選ぶのも1つの方法です。各バスメーカー・自動車メーカーから販売されているマイクロバスは下記の通りとなります。
- 三菱ふそう「ローザ」
- 日野自動車「リエッセ?」
- いすゞ自動車「ジャーニー」
- トヨタ自動車「コースター」
- 日産自動車「シビリアン」
「リエッセ?」の25人乗りタイプはリアトランクスペースがあり、収納スペースのサイズは横188?・奥行き83?です。後部扉は観音開きで、間口横113?・高さ149?となっています。この場合後部シートをたたむ必要があるので、乗車人数は20人に変わるため注意しましょう。
荷物スペースがあるマイクロバスの一例
ここでは、荷物スペースがあるマイクロバスの一例をご紹介します。
例?
| バス装備 | バスのサイズ |
|---|---|
| 正座席14席 / 補助席5席 / 荷物スペース付き（大） | 高さ：2.6ｍ / 長さ：7ｍ / 幅：2.1ｍ |
こちらのマイクロバスであれば、中型サイズのスーツケースが10個ほど積載可能です。
例?
| バス装備 | バスのサイズ |
|---|---|
| 正座席17席 / 補助席6席 / 荷物スペース付き（中） | 高さ：2.6ｍ / 長さ：7ｍ / 幅：2.1ｍ |
こちらのマイクロバスであれば、中型サイズのスーツケースが5個ほど積載可能です。
小型バスなら荷物をたくさん積める？
小型バスはリクライニングできたり設備も充実しているため、マイクロバスよりも観光や小旅行に向いています。小回りも利く上に設備は中型バスと同等なので人気車種の1つです。
小型バスのトランクルームは貫通式もしくは片側にしかないタイプなど、車種によって異なります。貫通タイプのトランクルームだとスーツケースが10個ほど積載可能です。片側の場合はスーツケースが3〜5個ほど積載できるでしょう。
なお、小型バスは車両自体が古く新しい車両も製造されていないため、全国的に数が減っています。そのため、マイクロバスの提案がほとんどになるのでこちらも把握しておきましょう。
バスのトランクルームの大きさを比較
それぞれのバスにおけるトランクルームの大きさを比較してみましょう。
| バスの種類 | トランクサイズ | 荷物量 | 定員人数 |
|---|---|---|---|
| 大型バス | 高さ：88cm 奥行き：2.27m 幅：1.17m |
大型スーツケース36個 | 53人 (正座席45席+補助席8席) |
| 中型バス | 高さ：88cm 奥行き：2.3m 幅：91cm |
大型スーツケース19個 | 27人 (補助席なし) |
| 小型バス | 高さ：70cm 奥行き：2.3m 幅：1.47m （貫通式1本の場合） |
大型スーツケース10個 | 25人 (補助席なし) |
| マイクロバス （トランクルームがある場合） |
高さ：1.49m 奥行き：83cm 幅：1.88m |
大型スーツケース12個 | 20人 (補助席なし) |
バスを選ぶ場合は、定員人数と合わせて積載可能な荷物量も確認しておくのがベターです。
荷物が多い場合はどうすればいい？
冬になると特にスキーやスノーボードの利用が多くなります。また、ゴルフ送迎などでマイクロバスを利用する場合は、ゴルフバックを座席に置いて移動するケースがほとんどです。そのほか、合宿や遠征であればスポーツ用品、バーベキューであればコンロなどの用具も多くなりますよね。マイクロバスにはトランクルームがないため、座席を潰して荷物を置家なければなりません。バスを選ぶ場合は、定員に加え荷物量も配慮しながら検討しましょう。
マイクロバスの利用が向いているケース
マイクロバスは、スポーツクラブや学校の部活動など、子どもたちの送迎手段として広く活用されています。特に、試合の遠征や合宿などで大人数がまとまって移動する際に便利です。電車やバスといった公共交通機関を利用すると子どもたちが騒いでしまったり、途中で迷子になってしまったりといった心配がありますよね。一方マイクロバスであれば貸切で移動できるため、周囲に気を遣う必要がなく、安全面でも安心です。
さらに、マイクロバスは冠婚葬祭における参列者の送迎にもよく利用されます。結婚式やお葬式などで遠方から来る方にとっては、土地勘のない場所での移動は不安がつきものですし、ご年配の方には乗り換えの負担が大きく感じられることもあります。そのほかにも、近場での小旅行やレジャーの場面でも多く利用されており、さまざまなシーンで活躍しますよ。
荷物に関するよくある質問
ここでは荷物に関するよくある質問をご紹介します。前もってチェックしておくと当日慌てずに済みますよ。
トランクルームに持ち込めない荷物はある？
マイクロバスにはトランクルームがありません。もしトランクルームの付いているバスを利用する際は、荷物にも注意しましょう。基本的に、バスのトランクルームにはエアコンが付いていません。車内の快適な空間とは異なり、トランク内は温度が高くなります。そのため、チョコレートやナマモノをトランクルームに積み込むのは控えておいた方が良いです。もちろんペットをトランクに入れるのは禁止です。
バスに荷物を忘れたらどうする？
バスに荷物を忘れた場合は、すぐにレンタルしたバス会社に連絡しましょう。着払いになりますが、通常は宅配便で自宅まで忘れ物を届けてくれます。
バスに車いすやベビーカーは載せられる？
車いすやベビーカーは、トランクルームへの積載が可能です。ただし、折りたためないタイプの車いすやベビーカーだと、トランクルームに入らないケースもあります。車内への持ち込みもできませんので、あらかじめ車いすやベビーカーのサイズを確認しておきましょう。
まとめ
マイクロバスは、コンパクトながらも少人数の移動にはぴったりの車両です。ただしトランクスペースは限られており、大きなスーツケースを人数分積むのは難しい場合もあります。荷物が多い場合は、座席の一部を荷物置きに使う、または別途トランク付きのバスを検討するのが安心です。
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