大型バスのレンタルの値段はいくら？決定基準や値段を抑えるポイントを解説

大型バスのレンタルの値段はいくら？

大型バスのレンタル相場は、以下です。

なお、国土交通省が2023年8月25日付けで公示した最低金額（新公示運賃額）は、地方運輸局ごとで設定料金が異なります。例えば大型バスを東京でレンタルする場合と北海道でレンタル場合は料金が異なるため、見積もりを取ってしっかり比較しましょう。

※表示料金は5時間100km以内を想定しています。
※有料道路代金、駐車場代金および入場、拝観料は別途必要です。
※回送通行料金が発生する場合もございます。
※宿泊を伴う場合は、乗務員の宿泊(一泊夕食・朝食付き)の手配をお客様にお願いしております。
※表示料金で確保している車両が満車になってしまった場合、別料金での案内をさせて頂く場合がございます。

大型バスをレンタルする場合は見積もりを取ろう！

大型バスをレンタルする場合は、まず見積もりを取ることからはじめましょう。まず、バスの料金はバスの種類や利用時間、距離や利用する時期などによって大幅に異なります。特に大型バスの場合は、バスの中でも利用料金が一番高くなるため、レンタル費用を把握していないと予算に収まらなかった、といったトラブルにも繋がる可能性もあるので注意してください。バス会社にもよりますが、大型バスは台数が限られているため、早めに見積もりを依頼し、予約を確定させておくと良いでしょう。なお、見積もりはバス会社によって異なるキャンセル料の規定を確認したい場合にもおすすめです。

大型バスのレンタルの値段に含まれている費用

大型バスレンタルの値段には、以下が含まれています。

• 大型バスの貸切料金
• ガソリン代
• ドライバーの人件費
• 事故時の保険料

ドライバーの人件費は含まれているものの、ドライバーは1日に運転できる時間や距離が決まっているため、通常1泊2日だと交替運転手が必要です。その場合はドライバーが2人必要になるので、ドライバーの人件費が2倍になってしまいます。費用を抑えたい場合は日帰り運行にすると良いでしょう。

大型バスをレンタルする際のオプション料金

上述した以外のものは、当日実費で精算もしくはオプションとなります。長距離移動で有料・高速道路を利用する場合や、バスガイドを付ける場合は前もって大まかな費用を把握しておきましょう。

有料道路・高速道路の料金

長距離移動の場合、有料道路や高速道路を使用することもありますよね。その場合、有料道路や高速道路代は実費となります。ETC機器が搭載されているバスの場合はETCカードの持ち込みも可能なので、ETCカードを利用したい場合はバス会社に確認しましょう。なお、大型バスの高速道路区分は「特大車」となります。特大車に近づくほど高速道路料金も高くなるので、この辺りの料金はしっかりと把握しておきましょう。

駐車場料金

大型バスを駐車場に駐車する場合、駐車場料金は当日実費での精算となります。地域や利用時間により異なるものの、一般的には30分~1時間利用で1,500円〜3,000円ほどが相場です。大型バスは長距離移動に特化したバスなので、移動中はサービスエリアやコンビニ、レストランなどに立ち寄ることも多いでしょう。そこで考慮しなければならないのが駐車場です。お店や観光地などは、そもそも大型バスを駐車できる駐車場の確保に時間がかかってしまう場合もあります。大型バスなど大きな車両の場合は、移動ルートや運転手の休憩時間に合わせて、前もって駐車場を確保しておくと良いでしょう。

バスガイド料金

一緒にバスに乗車して、旅の案内や観光スポットの説明で移動を盛り上げてくれるのがバスガイドです。本格的な旅にしたい時にはオプションとして付けても良いでしょう。観光案内だけではなく、運転手をサポートしたり、車内での案内役も担っています。駐車の際に運転手を誘導したり、車内点検やシートベルト着用の呼びかけをしてくれたりと、楽しさだけではなくバス運行の安全も考慮してくれるため、安全面にも気を配りたい時は、ぜひ検討してみてください。

乗務員の宿泊料金

大型バスを1泊2日でレンタルする場合、運転手の宿泊手配（1泊2日・2食付き）が必要です。運転手1名が1日に運転できる時間や距離は決まっており、これを超えると運行の中止、もしくは交代運転手が必要になります。大型バスを一旦返却するのではなく、運転手も現地に泊まり翌日も運転してもらう方が安くなる場合もあるので、大型バスを利用する時間や日数に沿ったレンタルをしてください。運転手の宿泊手配はご自身で行わなければなりません。交代運転手が2人いる場合は、2人分2食付きの宿泊代が加算されますので、こちらの費用も念頭においておきましょう。

大型の貸切バスの値段はどう決まる？

ここでは、大型貸切バスの値段が決まる基準についてご紹介します。バスの種類や乗車人数、レンタルする時期やエリアなどによって異なるので、まずは前もって情報を整理しておきましょう。

バスの種類・乗車人数

貸切バスには、大型バスや中型バス、小型バスやマイクロバスなどの種類があり、それぞれ乗車人数や設備も異なります。貸切バスは1台あたりの料金で計算されるため、乗車人数が多いほど1人あたりの費用を抑えやすいです。例えば50人で大型バスに乗れば1人あたりのコストは低くなりますが、20人で乗った場合1人あたりの負担額は高くなります。乗車人数に適したバスの種類を選ぶことで、値段を抑えられますよ。

時期（閑散期・繁忙期）

貸切バスの値段は、閑散期または繁忙期によって大幅に異なります。

また、年間を通して値段が高くなりやすいのは、夏休みやゴールデンウィーク、年末年始といった大型連休です。費用を抑えたい場合はこれらのシーズンを避けると良いでしょう。

利用時間

貸切バスの値段は、2023年8月25日付けで国土交通省から公示された運賃で計算されます。これは2つの要素からなり「時間制運賃（バスを何時間走らせたかにより算出）」と「キロ制運賃（バスを何キロ走らせたかにより算出）」をもとに料金が算出される仕組みです。

なお、貸切バスは最低運行時間が決まっており、30分や1時間など、どれだけ短時間で利用しても【最低3時間】利用したとみなされます。また、車庫から待機場・目的地から車庫への回送はそれぞれ【1時間】換算で、これらの合計【5時間】が利用費用として請求されるので注意しましょう。

また、深夜は割増料金となるので、費用を抑えたいようであれば日中に利用がおすすめです。

利用距離

上述した通り、貸切バスの値段はバス運行の時間と距離によって算出されます。実際にお客様がバスに乗車している距離だけではなく、車庫から待機場・目的地から車庫へ回送する移動距離も含み計算される仕組みです。車庫から目的地の移動距離も含まれますので、車庫から迎車地点が遠かったり、目的地から車庫が遠い場合は注意が必要です。

利用する曜日

貸切バスは、平日の方が料金を抑えられます。土日祝日は平日に比べて旅行客が増加するため、需要が高まり貸切バスの料金も高くなるのです。貸切バスの値段をできる限り抑えたい場合は平日を選びましょう。週末の旅行が終わり観光需要の落ち着く月曜日と、週の中日で団体旅行が少ない水曜日は、比較的予約も少なく値段が安定しやすいです。

出発エリア

2023年8月25日付けで国土交通省から公示された最低金額は、地方運輸局ごとに料金が異なります。同じ貸切バスの利用法であっても、例えば近畿運輸局が最も高く、北海道は最も安いといった違いがあるのです。各バス会社ごとに設定している料金やシーズン、利用条件によっても料金が異なります。見積もりをしっかりと行い、丁寧な比較検討が不可欠です。

大型バスのレンタルの値段を抑えるポイント

大型バスは少しの工夫でレンタル料金が抑えられるのをご存じですか？ここでは、値段を抑える際のコツについてご紹介します。

繁忙期や深夜早朝時間帯を避ける

大型バスのレンタル料金は、需要が高い時期や時間帯に高くなります。例えば、卒業旅行や会社の研修などが多い春や、夏休み・ゴールデンウィークといった大型連休はバスの予約も多くなるため、その分料金も高くなる傾向です。一方イベントごとの少ない1月中旬〜2月、6月や11月は比較的安くレンタルできます。

また、料金は、運転手の拘束時間によっても変動し、深夜や早朝の利用は高くなってしまうので注意しましょう。22時〜5時は深夜早朝料金となり夜間運行割増料金がかかってしまったり、運転手の宿泊代や交替要員が必要になったりするので、時間帯を考慮することで料金が抑えられます。

複数のバス会社で見積もりを取る

大型バスをレンタルする場合は、複数のバス会社で見積もりを取りましょう。バスの貸切料金はバス会社ごとに異なるため、1社だけの料金や内容を見て決めるよりも、複数のバス会社を比較することで最適なプランが選べます。料金の比較をしたり、追加料金やオプションなどのサービス内容、キャンセルポリシーの確認も可能です。最適な料金やサービスは、旅行当日にも直結する大切な要素となります。

大型バスをレンタルする際のバス会社の選び方

ここでは、大型バスをレンタルする上でバス会社をどう選ぶかについて詳しく解説します。特に初めて大型バスをレンタルする方はチェックしてみてください。

実績のあるバス会社を選ぶ

できるだけ安い料金でレンタルできるのが一番良いものの、バス会社の良さは価格の安さだけでは見極められません。満足度の高いバス会社を選ぶ上で大切なのは、価格をはじめ実績や口コミなど、総合的な比較です。貸切バスは参加者全員が楽しく快適に過ごせることが前提となります。価格の安さだけにとらわれず、総合的な観点から貸切バスを選びましょう。

安全対策をしているバス会社を選ぶ

貸切バスの安全性が問題になっている今、安さだけではなく安全対策が万全かもチェックする必要があります。安全対策をしっかりと行っている貸切バス会社は、国土交通省が運営する「自動車総合安全情報」のサイトで確認可能です。過去3年の間に「行政処分を受けた自動車運送事業者」を検索することで、貸切バスが安全か気軽に検索できます。貸切バスを安全に利用したいなら、レンタルする際に確認しておくのがベターです。

問い合わせ対応が迅速なバス会社を選ぶ

バス会社に基本的な情報は、ホームページや口コミサイトで確認できますが、いざ貸切バスをレンタルしようとすると、さまざまな疑問や懸念点もありますよね。そのような時は、バス会社に問い合わせをするのが確実です。とはいえ、問い合わせをしてもすぐに返信がなければ予定の組み立ても進みません。料金や車両の空き状況は旅行の日程に直接関連してくるので、問い合わせ対応が迅速なバス会社を選ぶことで、スムーズなプランの組み立てができます。

予算に合うバス会社を選ぶ

特に社員旅行やサークル、合宿などはバスをレンタルする上で予算が決まっている場合もあるでしょう。予算内に収まるためにはどのようなレンタル方法が良いのかを決めるのも大切です。予算が決まっている場合、例えば行程を少し工夫するだけで料金が抑えられる場合もあるので、まずは各バス会社で見積もりを取って比較してみてください。

大型バスをレンタルするときの流れ

実際に大型バスを利用する場合、日程・行程・人数が決まったら早速見積もりをしましょう。見積もりの場合、ネットだと24時間受け付けているバス会社もある一方で、電話で予約できる場合もあるため、都合の良い時間帯や緊急性などに合わせて使い分けるのも良いでしょう。

1.ご利用条件を入力

電話はもちろん、ネットで気軽に予約ができるレンタル会社もあります。特に繁忙期は、1カ月前であってもレンタルバスが満車になってしまうこともあるため、旅行や観光計画が決まっている際は早めの予約がおすすめです。また、予約の際は会員登録が必要になる場合もあるため、旅行出発日ギリギリではなく余裕ある日程で取り組むことが大切です。

2.料金見積もりを比較・検討

貸切バスレンタル会社から見積もりが到着したら、内容に相違がないか確認をしましょう。 人数や距離・日程など少し異なるだけで料金も変わってくるため、ここで内容に間違いがないかを改めて確認し、ミスがあればすぐに訂正してもらうようにします。

3.大型バスを予約

見積もりに相違がなく、内容共に納得できたら、早速予約です。予約は電話での口頭予約のほか、ネットで予約が完結できる会社もあるので、用途に合わせた方法で行いましょう。ネット予約だと24時間可能なので、忙しかったり日中に時間を作れない時は便利です。

まとめ

大型バスのレンタル値段は、利用時間や距離・シーズンによって大きく変動します。走行距離や時間が長くなるほど料金も高くなるほか、バス会社ごとにレンタル料金が設定されているため、まずは数社から見積もりを取って比較するのがおすすめです。

「貸切バスの匠」は、バス・タクシー業界で35年にわたり取引を行うキャブステーションが運用しているサービスです。全国のバス会社へ直接訪問し、独自の基準で選出したバス会社が貸切バスの匠へ加盟しているので、安心してご利用できます。「簡単にバスのレンタル見積もりをしたい！」「豊富な貸切バスから最適なものを選びたい！」と思っている方に最適です。大型バスを手配する際にはぜひご活用ください。