定員と実際の乗車数との関係は？
マイクロバスで快適に過ごすバスの選び方

一般的なマイクロバスの定員数は？

自動車には定員というものがあります。マイクロバスにも、一般的な定員数が定められています。一般的なマイクロバスの座席数は20席前後で、補助席が5席程度あります。全座席25名前後のマイクロバスが多くなっています。定員27、28名となっている場合は補助席が入っている場合が多いので、正座席の数を重視することが大事です。特に、運転手付きマイクロバスの場合は助手席が使えないことが少なくないので注意が必要です。

小型バスとの違い

マイクロバスと小型バスはどのように異なるのでしょうか？マイクロバスにはトランクがなく、18〜24の正座席と5〜6の補助席があります。設備はテレビやカラオケ、DVDやETCといったシンプルなものです。快適さでいえば大型・中型・マイクロバスほど良くはありませんが、少人数の送迎には最適なサイズです。一方小型バスは、マイクロバスとは違いリクライニングができるので、観光や小旅行に多く利用されます。小回りが効くので利用しやすく、装備は中型バスと同様なので、視察や研修、接待といったイベントにも適しているのが特徴です。正座席は15〜24名で、補助席はありません。マイクロバスの設備に加え、湯沸かしポットやサロン、トランクが付いているので快適な移動ができます。

マイクロバスの用途

ここではマイクロバスの用途について詳しく見ていきます。マイクロバスの選択で問題ないのか、今一度確かめてみましょう。

イベントや旅行

イベントや旅行においてバスをレンタルする場合、事前に計画していたスケジュールに遅れてしまうことや、思いがけず交通費がかかってしまうことは避けたい悩みですよね。 マイクロバスはご指定の場所から目的地まで、ノンストップで移動できます。移動のたびにタクシーを捕まえる必要がある、電車の時間を何回も調べなければならないなどの心配はございません。お客様のスケジュールに合わせて効率良く移動できるだけでなく、経費削減にも繋がります。マイクロバスを定期契約することも可能ですので、ぜひ１度ご相談くださいませ。

空港送迎や駅送迎

マイクロバスにはトランクルームがないため、宿泊を伴う観光には不向きですが、ターミナル駅や空港までの送迎には適しています。乗車人数が少なければ、空いた座席にスーツケースを載せることも可能です。またマイクロバスは小回りが効くので、短距離移動などに向いています。大人数を分けて複数ピストン送迎するのにも適しているので、中型バスや大型バスをレンタルするには費用がかかってしまうけど、マイクロバスであれば問題ない、といった費用面が気になる方にもおすすめです。空港や駅だと大きな荷物を持っている場合、どうしても移動にストレスを感じてしまいますが、そのようなこともありません。

遠征の移動

サークルやゼミ合宿の幹事様にとって移動手段の確保は、大きな悩みの種ではないでしょうか。たびの足では、お客様の目的地や人数、荷物量に合わせて最適なバスをご提案し手配いたします。マイクロバスであれば、面倒な乗り換えなしで、出発地から目的地までスムーズにご移動できます。騒がしすぎてはないか？荷物は邪魔になっていかないか？などの心配がいりません。また、料金を人数で割ると、公共交通機関よりも安くすむこともあります。お手軽な価格で、楽に移動したい際はぜひマイクロバスをご利用くださいね。

マイクロバスは用途に応じて選ぶことが大切

定員数から見るミニバスとマイクロバスの選び方

次に、ミニバスとマイクロバスの選び方について見ていきましょう。一般的に、ミニバスは定員が13名程度、マイクロバスの定員は25名程度です。乗る予定の人数が13人以上であればマイクロバスを選んだほうがよいでしょう。定員が13名だからといってミニバスを選んでしまうと、定員ギリギリなので窮屈に感じるかもしれません。乗る人が10人程度しかいない場合でも、荷物が多い場合は、余裕を持ってマイクロバスを選ぶのがおすすめです。

定員数から見るマイクロバスと小型バスの選び方

小型バスの定員数は25名程度で、マイクロバスの定員も25名程度と同じ定員数になります。マイクロバスと小型バスの選び方としては、トランクの有無がポイントになります。マイクロバスには、一般的にトランクがついていないので、荷物を入れる場所がありません。荷物は車内に持ち込むことになります。そのため、定員数ギリギリまで人が座っていて、さらに荷物が多いと、車内がギュウギュウになってしまいます。
一方小型バスには、小さいトランクがついているので、荷物を車内に持ち込む必要がありません。乗る人数が20人以上いて荷物も多い場合は、小型バスがおすすめです。同じ定員数でも、このような違いがあるので、しっかり区別しておきましょう。

定員数から見るマイクロバスと中型バスの選び方

マイクロバスと中型バスの選び方についても、荷物の量を1つの目安にして選ぶとよい選択ができます。マイクロバスの定員は25名程度で、中型バスの定員数は27名程度です。乗る人数が25名の場合は、定員数がぴったりなマイクロバスを選びたい人がいるかもしれません。しかし、マイクロバスにはトランクがついていないので、荷物が多い場合は車内が窮屈になってしまいます。
同じく定員25名程度の小型バスにはトランクがあるので、小型バスを利用するのもよいですが、小型バスのトランクは小さい場合が多いので荷物が多ければ収まらない場合もあります。そうした場合は、人数的にはマイクロバスに乗れるくらいの人数であっても、中型バスを選んだほうがよいでしょう。

マイクロバスに必要な運転免許は？

マイクロバスを運転手なしでレンタルする場合「中型免許（8t限定なし）」もしくは「大型免許」の免許を持っている方が必要となるので注意しましょう。普通免許や中型免許（8t限定）だと運転できないので、レンタルする際は免許の種類もしっかりと考慮してくださいね。

以下がマイクロバスを運転できるか否かの基準です。

マイクロバスは車両総重量8t未満で、最大積載量50t未満、全長7m未満のバスのことです。定員は正座席で20名のものが多く、補助席を利用する場合は最大で24〜26名が乗車できます。なお中型バスの定員は27名なので、実は中型バスとマイクロバスの定員数はそれほど大差ないのです。ただ、道路運送法により運転手なしでレンタルできるのはマイクロバスのみとなります。

マイクロバスの料金は？

マイクロバスに限らず貸切バスの料金は、国土交通省の規定により上限から下限まで定められています。この料金の規定は車両の整備など、安全にバスを運行するためのコストを考慮した設定です。マイクロバスの場合は5万8500〜8万5600円（税別）となっていますが、バス会社や利用する時の状況により異なります。バスを借りる予定の時期や曜日・時間帯（深夜・早朝時間が含まれるか）、交替運転手が必要かどうかなどにより料金が設定されています。利用したい日程や行先、おおよその人数が決まったら早めに見積もりを取りましょう。

マイクロバスの座席図について

マイクロバスの定員は18〜21名程度で、補助席は5〜6名ほどとなっています。小さなバスなので大人数の移動に向かないといったイメージを持たれる方も多いと思います。しかし、実は補助席を使用すれば23〜27名乗車できるのです。ですので、中型バスや大型バスと比較すると、バスのレンタル料金を抑えられます。なお、マイクロバスには荷物を入れるトランクが付いていないので、荷物がある場合は座席に置いたりといった必要もでてきます。荷物がある際は、その旨を必ずバス会社へ伝えましょう。

マイクロバスの車種一覧

ここではマイクロバスの車種をそれぞれご紹介します。車種によって異なる点もあるので、目的や用途に合わせて選びましょう。

トヨタ／コースター

トヨタコースターは、トヨタ自動車のマイクロバスです。ビックバンやキャンピングカーとして多く利用されており、特にロケバスのイメージも強いですよね。コミュニティバスとして導入している事業者もいます。日本で廃車された後は、発展途上国に中古車として輸出されることでも知られていますよ。

トヨタ／ハイエースコミューター

トヨタハイエースコミューターは、上記同様トヨタ自動車のマイクロバスです。ハイエースを元に作られたマイクロバスで、乗車定員は15人ほどとなっています。教習所の送迎バスや幼稚園バスで多く使用されているので、乗車したことがあるという方もいるのではないでしょうか。

日産／シビリアン

シビリアンは、日産自動車のマイクロバスです。現在のシビリアンは三代目で、1971年に販売が開始されました。シビリアンはまるで大型バスのような見た目です。元々はいすゞ製のディーゼルエンジンを搭載していたようですが、平成22年に新長期排ガスが規制され、そのエンジンは廃止されました。マイクロバスの中では唯一ガソリンエンジンのみのラインナップです。

日産／キャラバン

上記と同じく日産自動車のマイクロバスであるキャラバンは、色々なタイプが存在しています。トヨタのハイエースと競合車種になり、その後いすゞ自動車にOEM供給されました。ガソリンエンジンとディーゼルエンジンがあるので、エンジンにこだわりたい方にはおすすめです。香港やシンガポール、タイやニュージーランドなどに「URVAN（アーヴァン）」という名前で輸出されています。

三菱ふそう／ローザ

ローザは、三菱ふそうのマイクロバスです。通常、海外で作られるマイクロバスは路線バスとして使われることが多いです。一方日本では路線バスよりも、個人や法人がイベント送迎に多く利用されています。ローザはホテルや旅館の送迎、冠婚葬祭や社員旅行などによって使い分けされているマイクロバスです。

いすゞ／ジャーニー

いすゞ自動車のジャーニーは、日産・シビリアンのOEM供給マイクロバスです。1993年にいすゞが乗用車の製造から撤退したことが理由となっています。現在はガソリンエンジンのみで、過去には2008年にディーゼルエンジンモデルが登場、しかし2010年には廃止されました。ポスト新長期排出ガス規制や九都市低公害車にも適合しているので、車内の騒音が抑えられます。

日野／リエッセII

リエッセIIは、トヨタ自動車のマイクロバスです。基本設計は1992年に作られたものですが、マイナーチェンジを繰り返しているようで、現在のリエッセIIは、現代に合わせた装備や環境面になっています。

貸切バスの匠で取うマイクロバスの車種

貸切バスの匠では、以下のマイクロバスを取り扱っています。

• 日野自動車「リエッセII」
• いすゞ自動車「ジャーニー」
• 三菱ふそう「ローザ」

改めて、マイクロバスを運転手なしでレンタルする場合は「中型免許（8t限定なし）」もしくは「大型免許」の免許がないと運転不可ですので注意してください。普通免許や中型免許（8t限定）だと運転できないので、レンタルする際は免許の種類も確認してくださいね。

なお、貸切バスの匠では車両指定ができません。あらかじめご了承ください。

まとめ

快適な移動はしたい！でも大型バスや中型バスをレンタルするほどの人数ではない、そのような時におすすめなのがマイクロバスです。マイクロバスは中型自動車枠内の大きさで、最大乗車定員数が29名のバスです。

中型バスや大型バスと比較すると貸切バス料金が安く、日帰りでのレンタルや少人数の送迎には最適なサイズとなっています。日帰りでのレンタルや送迎に最適です。ターミナル駅までの送迎や空港送迎、研修施設や郊外の工場への送迎、定期送迎など、用途に合わせて柔軟に対応ができますよ。

ある程度レンタル費用を抑えたい方は、ぜひマイクロバスを検討してみてくださいね。