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10人乗りのマイクロバスのサイズとは?定員数や用途についても紹介
10人乗りのマイクロバスのサイズや定員数はどのくらい?さまざまな用途に対応できるマイクロバスは小回りが利くため、家族旅行や研修、ビジネスの送迎にも最適です。大型バスや中型バスに比べるとサイズは小さめですが、移動中の快適さを重視した設計なので安心して利用できますよ。今回はマイクロバスのサイズや定員数、用途について詳しくご紹介します。
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10人乗りで利用できるマイクロバスの特徴
予算重視でできるだけ安く移動したい場合は、マイクロバスがおすすめです。定員は12〜18名程度で、特に少人数での利用に適しています。リーズナブルに利用できるのが特徴です。一方でマイクロバスには荷物を収納するトランクがありません。そのため大きな荷物を持っている場合は、事前にバス会社に相談しましょう。快適さとリーズナブルさを兼ね備えた移動手段として、さまざまなシーンで活躍します。
サイズ
小回りが利くといっても、一般的なマイクロバスのサイズはどのくらいか気になりますよね。マイクロバスの製造メーカーにもよりますが、一般的なサイズは以下です。
- 全長 約6~7m
- 全高 約2.6m
- 全幅 2.1m
なお全長は約12mの大型バスと比べてみると、マイクロバスの全長は約6~7mですから、大型バス半分ほどの大きさがマイクロバスになります。
大型バスや中型バスより小さめのサイズ感なので、狭い道路や市街地での運行には最適です。車種により異なるものの、座席の数は正座席20席前後・補助席5~6席ほどとなっています。通路が狭く感じる場合もありますが、人数の多いグループの移動や短距離の送迎には十分な広さとなっています。また、荷物スペースが限られているため、長距離移動の場合は荷物の量にも気を配る必要がありますので注意しましょう。
定員数
10人乗りのマイクロバスといっても、実際には運転手を含め23~29名が乗車できます。子ども座席に関しては、道路運送車両の保安基準により「大人1人=子ども1.5人」とカウントされるため、12歳以下の子ども3人が大人2人分の座席に座ることも可能です。
とは言えそうなると子ども1人1人がシートベルトを着用することも難しくなるため、安全面を考慮するなら子ども1人につき1席を確保した方が望ましいでしょう。なお自家用車では設置義務のあるチャイルドシートですが、マイクロバスにおいて必須ではありません。こちらも赤ちゃんの安全を考慮したいのであれば、チャイルドシートの設置がおすすめです。
座席表
マイクロバスの座席数は、一般的に18~21席ほどです。最大では28席まであります。座席数が多いほど座席感のスペースは狭くなりますが、基本的な座席配置はそれほど変わりません。
マイクロバスを利用する上で注意したいのがトランクの存在です。マイクロバスにはトランクの設置がないため、車内はほとんど座席で占められているのが特徴と言えます。満席状態で乗車する場合、荷物があると荷物を置くスペースも限られてしまうため、ゴルフ送迎や合宿といった多めの荷物を持ち込むような移動だと注意が必要です。事前に荷物量が分かる場合は乗客同士で事前に確認をし、必要であれば別途荷物の運搬手段を用意するのも1つの手段です。
■座席例
-
サロンタイプ
- 座席数
- 21
- 補助席
- 6
- 全座席
- 27
-
サロンタイプ
- 座席数
- 18
- 補助席
- 5
- 全座席
- 23
マイクロバスの車種
ここではマイクロバスの車種をそれぞれご紹介します。車種によって異なる点もあるので、目的や用途に合わせて選びましょう。
日野自動車:リエッセII
トヨタ自動車のマイクロバス「リエッセII」は、1992年に基本設計されました。その後マイナーチェンジを繰り返しており、現在に至ります。今の型は現代に合わせた装備や環境面になっているので、より利用しやすくなっていますよ。
いすゞ自動車「ジャーニー」
いすゞ自動車のジャーニーは、日産・シビリアンのOEM供給マイクロバスです。1993年にいすゞが乗用車の製造から撤退したことが理由となっています。現在はガソリンエンジンのみで、過去には2008年にディーゼルエンジンモデルが登場、しかし2010年には廃止されました。ポスト新長期排出ガス規制や九都市低公害車にも適合しているので、車内の騒音が抑えられます。
三菱ふそう「ローザ」
三菱ふそうのマイクロバス「ローザ」は、日本での利用に最適なバスとなっています。通常、海外で作られるマイクロバスは路線バスとして使われることが多いのですが、日本では個人や法人のイベント送迎に多く利用されるそうです。その点を考慮し「ローザ」はホテルや旅館の送迎をはじめ、冠婚葬祭や社員旅行などで使えるような作りになっています。
マイクロバスとミニバスの違い
マイクロバスを検討する際に迷うのがミニバスでしょう。結論から言うと、料金面ではミニバスの方がやや安くなります。これは、ミニバスがサイズ的に少し小さいため、運行コストが抑えられるからです。しかし定員数以外の性能に大きな差はなく、どちらも快適な移動手段として利用できますよ。
マイクロバスはより広いスペースと余裕を持った座席配置で、長距離移動や多人数での旅行に向いています。一方、ミニバスは少人数のグループや短距離の移動に適していると言えるでしょう。移動の目的や人数に応じて、どちらがより合った選択肢なのかを慎重に検討することが重要です。以下が基本情報での比較となります。
マイクロバス | ミニバス | |
---|---|---|
必要免許 | 中型免許 | 中型免許 |
車両サイズ(全長×車幅×車高) | 7m×2.1m×2.6m | 5.4m×1.9m×2.3m |
定員数 | 18~21名(正席) / 補助席5~6名 | 9名〜13名 |
10人乗りのマイクロバスの料金相場
10人乗りマイクロバスに限らず、貸切バスの料金は国土交通省の規定により上限から下限まで定められています。この料金の規定は車両の整備など、安全にバスを運行するためのコストを考慮した設定です。
マイクロバスの場合は5万8500〜8万5600円(税別)となっていますが、バス会社や利用する時の状況により異なります。バスを借りる予定の時期や曜日・時間帯(深夜・早朝時間が含まれるか)、交替運転手が必要かどうかなどにより料金が設定されています。利用したい日程や行先、おおよその人数が決まったら早めに見積もりを取りましょう。
3月〜11月 | 12月〜2月 | |
---|---|---|
平日 | ¥55,000〜 | ¥52,800〜 |
土日祝 | ¥60,500〜 | ¥58,300〜 |
10人乗りでマイクロバスをレンタルするメリット
10人乗りマイクロバスをレンタルするメリットは何なのでしょうか?ここでは費用面や時間、荷物スペースに注目してご紹介します。
移動の費用が安く収まる
貸切バスの利用料金は、一般的にバスのサイズが大きくなるほど高くなる傾向です。マイクロバスは小型バスに分類されるため、中型バスや大型バスと比較すると利用料金が安く設定されています。このため特に少人数のグループや短距離の移動を考えている方には、コストパフォーマンスに優れた選択肢となるでしょう。また、マイクロバスは運行に必要なコストも抑えられるため、比較的安い料金で貸切バスを利用できるという大きなメリットがあります。
移動時間を楽しめる
マイクロバスは、大型バスや中型バスには劣りますが、ミニバスよりもサイズが大きく、よりゆったりとした空間を提供しています。このため、ミニバスと比較すると長距離移動に適していると言えるでしょう。さらに、テレビやDVDプレーヤー、カラオケなどの設備が備わっているため、移動時間を仲間内で楽しめます。これにより、旅行やイベントの際の移動が一層楽しく、快適な体験になりますよ。
荷物スぺースを十分に確保できる
通常、マイクロバスにはトランクが設けられていないため、荷物は通路に置けません。ただし、空いている座席に荷物を置くことは可能です。また、多くのマイクロバスには座席上部に収納棚があったり、車両後部にスペースが設けられているため、ミニバスと比較すると荷物の収納はしやすくなっています。旅行や送迎の際にも快適に移動できる環境が整っているので、荷物の管理に気をつければ便利ですよ。
おすすめの利用シーン
ここではマイクロバスを利用する際のおすすめシーンをご紹介します。ご自身の用途に合っているのか、合っている場合はぜひマイクロバスの利用を検討してみてください。
会社の研修旅行
会社の研修旅行や視察にも、小回りの利くバスは非常に便利です。目的を共有するメンバーと一緒に乗車することで、移動中も自然と親睦を深められます。また、移動に伴うストレスも軽減されますよ。特に、工場や施設の視察など、公共交通機関ではアクセスが不便な場所への移動にはバスが最適ですよ。みんなで同じバスに乗って目的地に向かえば、時間管理もスムーズで効率的です。座席上部に荷物棚があるので多少荷物が多い時にも安心です。
ちょっとした人数での旅行
マイクロバスやミニバスは車両のみでもレンタルできるので、該当する免許があれば自分たちで運転できます。そのため、大型バスや中型バスをレンタルするほどではないけど、一度にまとまった人数で移動したい時に便利でしょう。また、他のバスに比べるとリーズナブルにレンタルできるので、費用を抑えたい時にも便利です。少人数旅行の際はぜひ検討したい移動手段でしょう。
結婚式の送迎
マイクロバスやミニバスは、最寄り駅から結婚式場や披露宴会場、二次会会場への移動手段として利用しています。結婚式場が手配するバスの座席が不足していたり、結婚式場へのアクセスが不便な場合には、チャーターバスが非常に便利ですよ。特に、結婚式場が駅から遠い場合、マイクロバスやミニバスを利用することでスムーズな移動が可能です。
まとめ
10人乗りマイクロバスは、移動の費用を安く収められたり移動時間を楽しめる特徴があります。中型バスや大型バスと比較すると利用料金が安く設定されているので、少人数のグループや短距離の移動を考えている方にはおすすめですよ。
マイクロバスは運行に必要なコストも抑えられるため、比較的安い料金で貸切バスを利用できるという大きなメリットがあります。10人乗りのマイクロバスで快適な移動をしましょう。
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